オゾンの強い酸化力は、除菌や消臭において、その威力を発揮します。細菌や悪臭物質の成分の多くは、酸素原子と非常に反応が速いので、オゾンによる除菌・消臭はとても効果的なのです。

芳香剤のように、悪臭を一時的に閉じ込めるのではなく、悪臭分子を酸化分解するので、臭いが戻ることはありません。もちろん、二次公害に繋がる有害な物質を出す心配も一切ありません。オゾンは、強力な除菌・消臭力を持ちながら、環境に限りなく優しい物質といえるでしょう。

オゾンによる殺菌作用は、1873年にフォックスにより発見されました。 これを早期に産業利用したのは欧州です。欧州では、国家間を河川がはしり下流の国は、上流の国で汚染された水を利用しなければならず、コレラ等の伝染病の潜在的なリスクをかかえていました。欧州の沿岸国家では、はやくからオゾンでの浄水処理が行われています。 フランスでは1906年にオゾンでの浄水が導入されているが、日本では1973年にはじめて導入されました。1970年代といえば、日本では高度成長期の闇の部分である公害問題を抱えており、取水した原料中の有機物の分解・細菌、ウイルスの不活性化は重要な命題でした。

オゾンの細菌に対しての作用は、溶菌という現象になります。細胞壁の表面の有機物をオゾンが強力に酸化すると、細胞壁が破壊され菌が死にます。この時、顕微鏡下では、菌があたかも溶けてしまうような現象(溶菌)がみられ、菌は死滅溶解され、ただのアミノ酸基になってしまいます。 この作用下では、細菌は耐性獲得をする為の情報を取得(DNA、RNAの獲得・交換)が出来ない為、耐性菌を出さないといわれております。

原因物質にオゾンが反応すると、自然界にありふれた別の物質へ分解します。その結果、臭いの原因物質がなくなります。

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